地下足袋は、日本発祥で『日本人が考え、日本人になじむように』と作られてきた。
足の裏にゴム底がつき、足の指が親指と残りの二股に分かれている作業労働用の足袋で、足のつま先に力が入りやすいのが特徴。


履物を履かずに「直に」土の上を歩くための「足袋」の意味をもつ。
「地下」は当て字。 1920年頃、福岡県久留米市の日本足袋が開発・製造販売し、近隣の炭鉱労働者に愛用され日本全国に広がる。のちに日本足袋は、靴部門がアサヒゴムに、タイヤ部門はブリヂストンへと発展。
革製に比べると足の保護の点では不利だが、コストが低い・足にフィットする・洗濯できる・足音が立ちにくいといったメリットが評される。
履いて歩くだけで、 足の裏が本来のあるべき姿へ戻るといわれ、足の不調で悩んでいる方も試してみる価値はあるかもしれない。
こだわりと想いがつまった履物を体験してみよう。