からくりみくじ 舞楽・蘭陵王

中国の南北朝時代の蘭陵王は、美貌が災いして軍の士気があがらず、獰猛な仮面をかぶり戦に挑み、見事大勝したという言い伝えがある。
現在、大陸では失われてしまったが、日本においては伝統として受け継がれてきている。


厳島神社や春日大社にて奉納されているのが有名である。
このからくりロボットは、倭物やカヤオリジナルであり、雅楽蘭陵王の舞を参考に振り付けまでプログラミングされており、衣装は宮島の伝統工芸の蘭陵王の人形につかわれているものを使用しています。
天下泰平の世にあった江戸時代は、大衆文化が花開き、和時計の技術から「からくり」が生まれた。寛文2年(1662年)に大坂の道頓堀で、「竹田からくり劇場」が旗揚げされ評判となると、祭礼や縁日などの見世物として日本各地に普及しました。
専門の職人も現れ当時の世界水準でも最高度で精巧なからくりが多く作られました。


江戸時代に発達したからくりの技術が、現在の世界の産業ロボットを席巻している日本メーカーのモノづくりにもつながっていきました。
倭物やカヤでは、東京の下町の機械工房とコラボレーションして、現代版からくり人形を作りました。
江戸のからくり技術が日本のモノづくりへとつながり、そのモノづくりからからくり人形を作る、面白い試みとなったのです。